2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

KAZARI−日本美の情熱−展@サントリー美術館

「KAZARI−日本美の情熱−」 日本文化の中で「ハレ」を表現する装飾について 鮮やかな装飾と物語を持っている文化であると思っていたが、 意外にも海外では「わびさび」のシンプルな日本美術ばかりがイメージ先行していると聞き驚く。 日本でも鮮やかで装飾華…

山本太郎 - 風刺花伝@新宿高島屋美術画廊

6/18-7/1 高島屋美術画廊を今まで誤解していたのかもしれない。 こんなところで!現代アート、しかも ニッポン画が展開されているとは。 知人が山本太郎氏の絵を購入したと聞き、どんな魅力があるのか興味を持った。 日本画の伝統的な手法を用いながら、外来…

Harsha「Leftovers」@ Maison Hermès

銀座エルメスビルの8階にあるギャラリー Leftovers by N.S. Harsha 2008.6.11 - 9.15 @ Maison Hermès 8F Le Forum 初めてこのギャラリーに立ち寄るので、緊張する。 今年のテーマはインドで彩られた鮮やかなオレンジ色のスカーフ 香水瓶の並ぶ一階のエント…

バウハウス・デッサウ展@東京藝術大学大学美術館

なんだか気になる「BAUHAUS」行ってきました。特別鑑賞会企画を産経新聞で企画して下さり感謝しています。今回撮影も特別許可を頂きました。 バウハウスうまく説明できなくて、あまりの出展数に難しいかも...と思った展覧会ですが、 意外に楽しめる!方法を…

コロー 光と追憶の変奏曲@国立西洋美術館

実は私は画家コローをよく知りませんでした。でも確かに美術展などで、絵を見ていました。あまりにも身近で当たり前のように素晴らしい絵があって気が付いていないように。すぐそばにある幸せに気が付かないように。恵まれた緑の大自然の素晴らしさを改めて…

ダーウィン展@国立科学博物館

海外の博物館に行くと、なんて魅力な展示構成を するのかと感心する。 今回の展覧会もさすが世界で好評だった理由も納得。 子どもも夢中になってワークシートを手にして、 また愛らしいゾウガメに出会って満足だったようだ。 最近の博物館も、単に展示するだ…

松井冬子について@成山画廊

絹地で描かれている線や色彩は、実際の作品を目の前にしなくては わからない繊細な強さ。画集でも再現できない美がある。 今回は成山画廊と個人蔵の特別な作品ばかり 相変わらず見事なまでの白きカサブランカとあの香りに囲まれて。 骸骨も内臓も幽霊も、大…

岡鹿之助@ブリジストン美術館

ブリヂストンの部屋をテーマ毎に分けて、展示された 大変工夫された展覧会。 美意識に徹底した画家。 風景が彼の手にかかると調和のとれた、まるで良質の絵本のように静かな風景の中から物語が生まれてくるようだ。 この企画では彼の描くテーマによって章立…

柴田鑑三展-光臨する森羅@INAX gallary

6月26日まで 京橋のINAXギャラリーは毎回ユニークな企画をしてくれる場所。 ホワイトタイルが緩やかな曲線を描いてエントランスで迎えて 2Fに上がると、 巡回企画展、現代芸術個展、やきもの個展と3種類のギャラリーが企画されている。 今回訪れたのは、階…

薔薇空間@Bunkamura

薔薇の存在を高めた二人の王妃 マリー=アントワネットとジョセフィーヌ。 共にバラを高めた功労者フランスで活躍したルドゥーテの「バラ図譜」を中心に据えて展覧会。Les Roses バラ図譜作者: ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ出版社/メーカー: 河出書房新社発…

井上雄彦 最後のマンガ展@上野の森美術館

「バガボンド」 「スラムダンク」を送り出したマンガ家 井上雄彦が、美術館の空間に挑む。 全館描き下ろし。100点以上におよぶ肉筆画で構成される、この時この場限りの空間マンガ。 「最後のマンガ展」というネーミングにあまり気乗りしていなかったが、 しかし…

CHANEL Mobile Art × Zaha Hadid

噂よりCHANELは高感度の発信力。緑深い代々木公園を 1964年丹下健三設計の国立代々木大競技場の隣に 美しい流形の曲線美の建築物が登場していた。それぞれの場所の楽しみはそれぞれに。 何かしらシャネルブランドを取り込んだ試みにになっている。サウンドキ…

大正から昭和へ@山種美術館

以前から日本画材を使った日本画中心の美術館だと思っていたが、 入口から、油彩の小林古径の林檎器や、佐伯祐三のフランスでの油彩が迎え。 まさに大正から昭和にかけても、画家達が様々な技法や題材を 模索していた時期なのかもしれない。 日本画と洋画 そ…