2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

柿右衛門と鍋島@出光美術館

磁器誕生の萌芽から成長期、最盛期に渡るまで、出光美術館所蔵品で柿右衛門と鍋島の備前磁器の精華を堪能できる構成。 江戸期の日本には、世界を魅了した誇るべき文化があったではないか。 出光美術館は見やすく分かりやすい解説をつけ、これだけよくぞ収集…

フランス近代絵画展@松岡美術館

これが個人美術館かと驚くばかりの時代も美術様式も形態も全てが!!!の 白金台の異次元空間。 松岡美術館 松岡が晩年、シャガールの油彩画作品『婚約者』に魅せられ、これをコレクションに加えて以降は、フランス近代絵画の分野にも積極的にその蒐集の眼を…

今、蘇るローマ開催・日本美術展@日本橋三越

1930年 昭和5年にイタリア政府が主催で日本美術展覧会が開催された。 これは、大倉喜七郎氏が当時のイタリア首相ムッソリーニに、横山大観の絵を寄贈した縁で、 イタリア政府の後援も得て、 イタリアの首都ローマPalazzo delle Esposizione で開催されたとい…

オールドノリタケと懐かしの洋食器展@東京都庭園美術館

http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/noritake/index.html 鍋島や古伊万里の有田から、ヨーロッパは白磁に魅せられて マイセン窯やセーブル窯へと発達していった江戸時代から、一挙に逆転現象が生じた。 明治、殖産興業政策からヨーロッパの様式を…

川内倫子写真展semear@FOIL GALLERY

2008年4月24日(木)- 5月25日(日) 〒101-0031東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル201 12:00 - 20:00(初日と日曜・祝日は18:00まで) 会期中無休 2008年4月28日、ブラジルを目指した最初の日系移民の人々が神戸港を出港した日から100年が経ちま…

アラン・フレッチャー:英国グラフィックデザインの父@ギンザ・グラフィック・ギャラリー

第263回企画展 アラン・フレッチャー:英国グラフィックデザインの父 2008年5月9日(金)〜31日(土) いつも行くギンザ・グラフィック・ギャラリーですが、 英国グラフィックデザインの視点が面白くて行ってきました。 イギリスのデザインの礎となる存在だ…

椿会展2008 Trans-Figurative@資生堂ギャラリー

会 期 : 2008年4月10日(木) - 6月15日(日) 会 場 : 資生堂ギャラリー 104-0061 東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階 Tel 03-3572-3901 Fax 03-3572-3951 平日 11:00-19:00 日・祝 11:00-18:00 毎週月曜休 入場無料 昨年から始まったという椿…

絵画の冒険者 暁斎 kyosai 近代に架ける橋@京都国立博物館

暁斎というと、やはり明治の風刺戯画の印象があったものの 成田山の展覧会を契機に 観るべき画家であると思いたち 「そうだ京都に行こう」大決心をした。 「泣きたくなるほど、おもしろい」 実際に絵の前に立てば、こんな卓越した技量持つ絵描きがいたのかと…

江戸絵画の夢と光 若冲・北斎とともに@細見美術館

あまりにもあっさりしてモダンな建物でどきどき。 入り口から段々に降りていく行程を第三閲覧室まで続ける構造。 これを面白いと思うかフカイと思うかは人次第。 しかし入場券代わりのシールは、途中で取れて落ちたりしていて難しい。何かよいアイディアがあ…

ウルビーノのヴィーナス展@国立西洋美術館

今年春の上野は特別であった。 薬師寺から日光・月光菩薩が初めての二人旅 イタリアから《ウルビーノのヴィーナス》が初めて来日 東洋の美、西洋の美 それぞれの美を堪能できる機会。 この艶かしい深紅のポスターが街中に貼られた彼女の瞳に 惹きつけられた…