ダーウィン展@国立科学博物館

 海外の博物館に行くと、なんて魅力な展示構成を
するのかと感心する。
 今回の展覧会もさすが世界で好評だった理由も納得。
子どもも夢中になってワークシートを手にして、
また愛らしいゾウガメに出会って満足だったようだ。

 最近の博物館も、単に展示するだけでなく
観客をも惹きつける参加型の展示も多くなってきた。

 イギリスで毎年好評なクリスマスレクチャー
今年もやってくるのが楽しみ。

 今年はUK-JAPN2008で科学技術に関するイベントも多く、
意識すると そこら中でイギリスの良質な
科学技術のイベントが開催されているようだ。
 

 チャールズ・ダーウィン(1809〜1882)は、進化論の創始者として、その代表的著書「種の起源」(1859年出版)とともに世界中で広く知られてる。ダーウィンの「進化」の考え方は19世紀半ばに登場して以来、世界を大きく変えた。
  
(1)「ダーウィン以前の世界」
(2)「ダーウィンの青春時代」
(3)「ビーグル号航海」
 人生の転機となった軍艦「ビーグル号」での5年におよぶ世界一周旅行。南米のガラパゴス諸島ダーウィンが出会った動植物の標本や航海日誌などをもとに、航海を追体験
 ビーグル号の模型、ガラパゴスゾウガメ、ガラパゴスペンギン、イグアナ、アルマジロなどの標本や模型、ダーウィンの航海日誌。
(4)「ロンドン時代」
  進化論の着想を示す、種の分岐の系統樹を記したノートなど、ダーウィンの「ひらめき」の軌跡がわかる貴重な資料を展示。
(5)「ダウン時代」
 ロンドン郊外のダウン村に移り住み、生涯の生活・研究の拠点とした。ダウンで、世界中の科学者と文通を重ねながら研究に没頭し、1859年に「種の起源」を出版します。その研究の軌跡。この出版にたどりつくまでに、ダーウィンが苦悩し、試行錯誤した研究の軌跡を示す文書や手紙を公開するとともに、ダーウィンが使用した書斎の再現展示を行う。ダーウィンが使用した杖や机なども展示される。
(6)「進化論について」
 「適者生存」「自然淘汰」「生存競争」―ダーウィンが築き上げた「進化論」をわかりやすく紹介。 

生命の樹 チャールズ・ダーウィンの生涯

生命の樹 チャールズ・ダーウィンの生涯

この本も良質な絵と内容でとても興味深い絵本。