アラン・フレッチャー:英国グラフィックデザインの父@ギンザ・グラフィック・ギャラリー

第263回企画展
アラン・フレッチャー:英国グラフィックデザインの父
2008年5月9日(金)〜31日(土)

いつも行くギンザ・グラフィック・ギャラリーですが、
英国グラフィックデザインの視点が面白くて行ってきました。

 イギリスのデザインの礎となる存在だそです。

Love is a hole in the heart
こんな感じで私の心にツボな展覧でした。

 独特のユニークな手書き文字とシンプルなまでのデザイン。
人物像をプロフィールのタイポグラフィーと重ねて描くとか
鮮やかな色合いで心地よいレイアウトで提示するとか 好き。
初めてコンピューターを使った作品さえも手描き感。
 今は幻となった 東京お台場の「世界都市博」のポスターを
描いていた一面もびっくりするばかり。


 このモンタージュは誰だかわかります よね。
イギリスらしいです。
しかもこういうユーモアに寛容な国民性も良いですね。

 ファイドン・プレスはアート絵本も作るのが上手です。
そのファイドンではスタッフ誰一人も鉛筆を持っていなかった!
その基本的な「描く」ツールを持っていないことに
「テクノロジーの墓場」という作品を作っています。

子どものためのアートブック

子どものためのアートブック

子どものためのアートブック〈その2〉

子どものためのアートブック〈その2〉

。。。

(画像と略歴 UK-JAPANとgggより引用しています)
アラン・フレッチャー Alan Fletcher
1931年ケニヤ生まれ、2006年9月没。1972年にペンタグラムを共同で設立し、ロイター、マンダリン・オリエンタル・ホテル・グループ、ヴィクトリア&アルバート美術館、ロンドン・ロイド社、ダイムラー・ベンツ、アーサー・アンダーセン&Co.など大規模なクライアントの仕事を手がける。1992年ペンタグラムから独立し、自らのスタジオを開設。また1994年以降、ファイドン・プレスのクリエイティブ・ディレクターとして、多様な美術書籍の出版に携わる。
2006年11月にロンドンのデザイン・ミュージアムで大回顧展「Alan Fletcher: Fifty Years of Graphic Works (and Play)」が開催された。