REVALUE NIPPON PROJECT@汐留ミュージアム

中田英寿が出会った日本工芸
2016.4.9-6.5
パナソニック汐留ミュージアム

 元サッカー日本代表中田英寿が現役を引退し、2009年の春からはじまった47都道府県をめぐる旅。日本の伝統文化、農業、ものづくりなどを通じて、中田は改めて旅で出会い日本を再発見しました。
 「Revalue NIPPON Project」は、日本の伝統文化をより多くの人に知ってもらうきっかけ、新たな価値を見出すことにより、伝統文化の継承・発展を促すことを目的としている。
 サッカー元日本代表の中田英寿が2010年に「REVALUE NIPPON」として日本工芸に現代芸術やプロデューサーとコラボしている。
Revalue Nippon 日本の文化をめぐる旅。 - nakata.net
TAKE ACTION FOUNDATION

 それを学芸員の岩井美恵子さんがこのミュージアムのために新たなに構成した展覧会。
 図録はマガジンハウス社と組み、一冊の日本現代工芸の作品集のような趣。6月以降書店で販売されるという。

 「陶磁器」「和紙」「竹」「漆」とテーマを決めてアーティストと新たな作品を生み出している。
2010年三越でチャリティー展覧会があった作品から今回の為に作られた作品まで。気になった作品をいくつか。

002 香炉 和田的の白磁。連続性がある変化の器が面白い。
004 新里明士の光器に宮島達男がデジタルカウンターをデザイン。
014 橋本彰一 張子のシロクマ。和紙が毛並のように美しい。
016-020 日本の風景を堀木エリ子による和紙と写真家を組み合わせてプリントする仕組み。
028 ぬのもあれ 伊勢型紙の縞模様が交錯して浮かぶモアレ文様。 
030 silver balloon 伊勢型紙の照明器具。浮かび上がる光
034 ココロデスク 彦十蒔絵 鳥獣花木図屏風蒔絵 若宮隆志。若冲のモチーフが漆で表現されている。

もっと日本人が注目して良い展覧会。ジュニアガイドも初めて知る日本工芸をわかりやすく教えてくれる。おすすめ。