山村再生あれたの家プロジェクト@飛騨高山

 飛騨丹生川―中部山岳国立公園五色ヶ原
 襞重なる飛騨の山を深く分け入る。飛騨の深い山奥、渓流が煙立つ池之俣は、山村再生あれたの家プロジェクト、ここに生まれ育った池俣武生が樹木を切り拓き、花を植えベンチとテーブルを作り、そしてトーテムポールを立てた。やがて山小屋が出来た。
今年はとりわけ酷暑だというのに、この場所は冷んやりして涼しい。それでも靄がかかる渓流からは、水の冷たさに比べれば、まだまだ暑いらしい。7月17日に創ったという「時の記憶」は渓流の中で時を刻む。


 
 ハンガリーのアーティストのチャバさんの秘密基地。工場の廃材を持ってきて組み立て隠れ家BARを作った。
GRAVITY BAR


そしてこの場に生まれ育った記憶が残る場。池俣武生氏は赤い糸を手繰り寄せて、様々な外からの人びとが集う場所。

 この人より動物が多い場所。カラスアゲバが舞い陽なたが当たる場所にある。
だが、池俣武生氏がやってくると、全国から友人が駆け集まり賑やかな広場へと変わる。
大きなテーブルにトマトやキュウリ、スイカが渓流ですっかり冷えて出てくる。


 Ryujiさんがギターを奏で歌う野外コンサート。桃源郷で琵琶を奏でる大黒様のよう。熱田神宮から真っ白な牛車ならぬジープで此処まで走ってきたのだ。渓流の音がBGM。

 最後にトーテムポールに新しい記憶を打ち付ける。