フセイン・チャラヤン ファッションにはじまり、そしてファッション

キプロスの風とDNAが紡ぐファッションに魅了。

2010年4月3日(土)〜6月20日(日)東京都現代美術館フセイン・チャラヤン- ファッションにはじまり、そしてファッションへ戻る旅」
 この展覧会はロンドンのデザイン・ミュージアム「From Fashion And Back」の巡回展。
フセイン・チャラヤン(Hussein Chalayan)の15年 キプロス出身でロンドンで活躍する。自分のルーツや思想をファッションから映像、彫刻、様々な媒体を使い、表現する。その魅力がABC順にまるでdictionaryのように展望できる展覧会。
 キプロスで生まれた彼は異文化に接する事で、自分のアイデンティティを再確認する作業で、物語を作っていくのだろうか。
女の子のための現代アート入門―MOTコレクションを中心に

A The tangent Flow逸脱する流れ 1993 衝撃的デビュー作。絹のドレスを土に埋めたもの。その土地の記憶を纏ったかのよう。
B 慣性2009
C Airmail Dress エアメールのドレス。送る人と着る人がいて存在する?
D Panorama
E  Conposition Fatigue / Aeroplane Dress
F After Words 難民として家を捨てなければならない人を思っていたとは。家具と洋服の組み合わせで、以前「skin+bones」で注目していた作品
Hussein Chalayan 
G Temporal Meditations コルシカの歴史を織り込むテキスタイル
H Ambimorphous 2002 ファッションの歴史を追うよう。トルコ民族衣装の鮮明さと黒。
I Absent Presence 不在の存在 イギリスの入国審査に疑問符を抱き、洋服DNA鑑定の映像。
J  Readings 赤いレーザー光線がスワロフスキーで煌くドレス
K Before Minus Now+After Words 
L monfest Distiny
M  Geotropics
N Repose
O Place to Passage(場から旅路へ)コクーン(繭)マシーンに包まれてボスボラス海峡へ。
P Genometrics
Q Blindscape
R 111 2007S/Sファッションショー。時を意識し、布地が変化、デザインが変化する洋服。最後に…!show video見て。
S Anaeshetics(麻酔)
T Airbone 昔スカートを膨らませるために鯨の髭で作ったコルセットのドレスを思い出させる。そう空気でふわふわスカート膨らませれるのね。
春夏秋冬4つのパートで構成されたプロジェクト「夏のドレス」。15600個LEDとクリスタルドレス。テーマは「水の中」 煌くLEDの中に時折影がよぎる。サンショウウオだろうか、トカゲにも見える。それは勘ぐりすぎだろうか。水の中には神秘が潜むゆえ。
フセイン・チャラヤン
U Earthbound
V Dolce for Niente 無為な日々を過ごす甘美さ