MOTアニュアル2010:装飾@東京都現代美術館

 AN10とシンプルなロゴの割に「装い」「飾る」作品群。
白い壁を活かし照明に変化をつけてそれぞれの特性が際立つ展示だった。

・黒田潔 自然の中に美と醜を見出し、自分自身の中で編集していく。
・森淳一 木を素材にして、更に微細で壮大な世界を築く。
・野老朝雄 シンプルな形の連続に装飾の可能性を見る。
・青木克世 幻想的で甘美な死臭がするグリム童話のように森で育んだ物語にも似て 艶やかな陶の感触 
・山本基 塩で描いた巨大な迷路。18日間製作したインスタレーション。鳥瞰的な視点も用意される。
・小川敦生 馴染む中に見出される模様。
・水田寛 タピストリーに紡ぎだされる物語。
・松本尚 玉の肌石鹸の大きな石鹸に浮び上る文様。職人的でもある。
・塩保朋子 大きなシーンを切り抜かれて光を受けて形象が現れる
・横内賢太郎 サテン地に浮かび上がり交差するさまざまな交易の歴史。