山本冬彦コレクション展@佐藤美術館

山本冬彦コレクション展@佐藤美術館

〜サラリーマンコレクター30年の軌跡〜 山本冬彦コレクション展
平成22年1月14日(木)〜2月21日(日)
午前10時〜午後5時 金曜日〜午後7時(入館は閉館の15分前まで)
週末はギャラリーめぐり (ちくま新書)
 アートソムリエとしてアートの入り口を誘う活動を精力的にされ、ご自身曰く「サラリーマンコレクション」と称して数多くの若手作家を応援してアートコレクションをされていること、大変興味を持っていた方。
 今回2月7日にちょうど、若手作家とのトークがあり伺う。会場は立ち見が出るほ満員御礼。
 信濃町の一等地で芸術活動を支援する奨学金制度を行う佐藤財団。その美術館は小さなビルのフロアを分けて展開する。500円は安い。
アートコレクション、美術館初の161点。この一点は富田菜摘 新作「みなみ」=赤いキュートなカメレオン!
4階には山本冬彦氏の珠玉のコレクションが並ぶ。
5階は大型が中心
3階は若手作家が中心で、これからコレクションする人のために、お勧めサンプルという気持ちでまとめたそう。
タイトルと作家名のみで他の情報をいっさい載せない方法。なにも前情報なしで純粋に作品と向き合って欲しいという山本氏の配慮。


2月7日(日)15時から定員100名
トークショーゲスト:岩田壮平・大矢雅章・菅亮平
「コレクターと若手作家について」
若手作家支援とは?若手作家が同世代のコレクターを捜すにはどうしたら良いのでしょうか?
山本さんと三人の若い作家のさまざまな思いをお話しいただきます。
 

若手三人は銅版画の大矢さん、日本画の岩田さん、油絵の加藤さん。山本氏が作品を選ばれたご縁から。
 ギャラリーには気軽に入れるもの。自分のお気に入りの作家に出会って欲しい。そして自分が可能な範囲から、購入して作家を応援して欲しい。
大矢)ギャラリー巡りをする人はミツバチ。情報を運ぶ。
山本)ジャンルを固定せず自由に見て欲しい。
岩田)作品を購入してもらえることで、持続力となる。
菅)絵を購入いただくことは、相手に対する責任になる。買っていただいた方を裏切れない。努力したい。

 ギャラリーは自由に立ち寄って欲しい。
私も以前は入るなり値踏みされたり無視されことも。実際個人を相手にしない場もあるが、だったら画廊をあける意味がない。自由に入って作家といろいろ話をするのはよいこと。芸術大学を出た生産者はたくさん輩出されるが、コレクター消費者の教育はどこにもない。そこでギャラリー巡りなど主宰している。