オルセー美術館展 -パリのアールヌーヴォー @世田谷美術館

2009年9月12日(土)〜11月29日(日)
砧公園1-2
10:00-18:00
*入館は閉館の30分前まで

展覧会公式HP

 黄金色に紅葉し始めた砧公園を抜けると世田谷美術館にたどり着く。

 世田谷美術館の空間を若草色、薄紅色、深緑色と背景を変えながら邸宅をイメージした構成。なかなかの美品が多いが、あっという間に展覧会を拝見した感じ。
1.サロン
アールヌーヴォー、ちいさきものを愛しむ意匠
2.ダイニングルーム
空間を巧く使って配置。緑地と木目が良いバランス
3.書斎
書斎を飾るランプの数々

アンリ=リヴィエールの「エッフェル塔三十六景」が2枚あった。

4.エクトル=ギマール
優美なフォルムに惚れる。デザイン画も多く展示される。
5.貴婦人の部屋
世紀末の奥方は素敵。
「はなうど」は人気のデザインだったのか。

髪留めも愛らしい。

MMFより引用)
このボンボン入れは、若くしてルネ・ラリックの七宝細工の工房を指揮し、のちに自身の工房を開いたウジェーヌ・フイヤートル(Eugène Feuillâtre)の手によるものです。手のひらに収まってしまうほどの小品ながらきらきらと輝く七宝細工と、細やかな葉の彫金細工が素晴らしい傑作。
6.サラ=ベルナール
ミュシャ出世作となるベルナールのポスター群とともに、写真、そして貴重な無声映画の映像も見ることが出来る。また彼女が愛用した調度品もあり、往年を彷彿させる。
7.パリの高級産業
七宝、陶芸、金工 それぞれの工房での職人技が素晴らしい。

「次回の訪問では是非、中二階で足を止め、珠玉の工芸コレクションを堪能してみてください。オルセー美術館の違った顔が見えてくるはずです。」
オルセー美術館ではなかなか気づかれない名品揃いか。