樽屋タカシ展 付喪神@銀座芸術研究所

樽屋タカシ展 付喪神(つくもがみ)
Takashi Taruya Exhibition Tsukumogami
2009年11月2日(月)〜11月14日(土)

Gallery銀座芸術研究所は4人のディレクターによるインディペンダント・ギャラリー
TEL 03-5537-5421 
〒104-0016東京都中央区銀座7-3-6 洋菓子ウエスト2F
地下鉄銀座駅C2出口から徒歩約5分 
地下鉄新橋駅5番出口から徒歩約5分 

 この実力で初個展と聞いて驚いたが、既にJET LABOで関西圏を中心に天井画、壁画など自在に描いて活躍している。画力は確か。

 金箔や銀箔で下地を作ってある。模写より、オリジナルを描いた方が魅力的。活写というかそのまま出てきた感じ。
 やはり異界付喪神の表情が愛らしいのは、作家の思いが込められているせいか。ご自身を愛すべき「犀妖怪」に託して絵画に登場されている。丁寧に下図を作成するという。付喪神の表情、大きさ、色合いも古来より伝承されている「百鬼夜行絵巻」とは違うので較べてみるのも面白いだろう。
 百鬼夜行の姿とは少し変化しているのは、表情も色合いも作家によって現代社会のあらゆる現象に蘇らせた技。コンビニや神社、電線など社会の一部。
 きっと後ろに立っていることを感じるかもしれない。


図説 百鬼夜行絵巻をよむ (ふくろうの本)
<ヴィジュアル版> 百鬼夜行絵巻の謎 (集英社新書)