<世界から見た日本の現代建築>展@GA gallery

会期> 2009年8月29日(土)〜10月18日(日) 会期中無休
会場> GAギャラリー(東京都渋谷区千駄ヶ谷3-12-14)
開館時間> 12:00〜18:30
入場料> 500円(団体10名以上400円)

 副都心線北参道駅が出来、GAギャラリーアクセスが楽になる。

 GA JAPAN 100号記念特集に伴って企画された展覧会。1930年代から現代までの「日本の現代建築」を、スケッチや原図、写真、インタビュー映像によって紹介。
●出展建築家
村野藤吾吉田五十八堀口捨己、坂倉準三、谷口吉郎白井晟一前川國男丹下健三、高橋てい一、篠原一男菊竹清訓槇文彦磯崎新黒川紀章原広司安藤忠雄伊東豊雄石山修武山本理顕隈研吾SANAA

ギャラリートークがあるそうだ
 磯崎新二川幸夫
 10月11日(日) 16:00〜 

インタビュー映像によって紹介(数字は時間)
磯崎新「日本建築の価値を決めたモノ」 11.52
藤森照信「歴史家的に見た日本の近代建築」 9.28
伊東豊雄「1970年前後の雰囲気」 4.28
鈴木博之「安藤・伊東の世代とその背景」 10.38
二川幸夫「1980年代に引かれていた補助線」 12.27

 GA JAPNを創刊し、常に建築を批評し続けた雑誌。並べると壮観。美しく年号が表示される。
ここは500円入場料 規模からしたら高いと思うが、GA JAPAN雑誌が2300円だと思うと安いかも。特集記事と立体連動する。
建築の戦中戦後、万博による接点、ITや技術の誕生 その先を問うのには、少し狭すぎる空間で残念。やはり本誌を読めということか。
 8月に都内で様々な建築展が出ていた、やはり2010年ポンピドゥーでの展覧会を視野にしているのだろうか。
建築家の模型や写真で出展。階段あがると編集長と各人との対話がビデオで流れる。結構な時間があるので、忍耐強く聞くしかない。私は磯崎新氏の「様式なき様式」「正反合」「統合主義と対極主義」に関する話を聞く。
暗くコンクリート壁の部屋に赤い椅子。
各建築家の写真はナニを基準に選んでいるのか不明だが、伊東豊雄(1971?)、安藤忠雄(1979)の写真は興味深い。丹下健三(1968)、菊竹清訓(1958)、巨匠の顔は風格ある時代を。
 白井晟一のスケッチ、模型では、SANAA「金沢二十一世紀美術館」、伊東豊雄せんだいメディアテーク菊竹清訓「スカイハウス」安藤忠雄住吉の長屋」「水の教会」、丹下健三「国立競技場1963.6 1:600模型」は興味深い。 
 GA shopの本品揃えは小さな解説カードも新刊紹介も丁寧で充実している。