夢と追憶の江戸-高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展-(前期)@三井記念美術館


2009年9月19日(土)〜11月23日(月・祝)
休館日 月曜日 *ただし 10月12日 11月23日(月・祝)は開館

前期:9月19日(土)〜10月12日(月・祝) 
中期:10月14日(水)〜11月1日(日) 
後期:11月3日(火・祝) 〜11月23日(月・祝)

出品目録

開催時間 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
★ナイトミュージアム 17:00以降の入館料 一般900円
日曜・祝日 18:00まで(入館は17:30まで)
土曜日 19:00まで(入館は18:30まで)

 まるで邦画の名文句のようなタイトル。慶應義塾創立150年記念して所蔵する高橋誠一郎浮世絵コレクションによる展覧会。濱田台児描く「高橋先生像」に浮世絵に夢馳せたお姿。
 浮世絵展というと どうしてもガラス戸に顔をくっつけて拝見する人多く、流れも滞りがち。それを配慮してか、L字型の展示ケースは比較的余裕を持たせているのが、配置の妙。混雑しても、あまり不快にならない程度だ。

菱川師宣「衝立のかげ」
・鈴木春信「風流四季哥仙 二月 水辺梅」春信の良品が多く出品される。「竹間鶯」「水無月」「神無月」
・鳥居清長「雪のあした」
喜多川歌麿「高名美人六家撰 難波屋おきた」「高島おひさ」アイドルはこうでなくちゃ!
東洲斎写楽「三世市川高麗蔵の志賀大七写楽のデビュー作は豪華な雲母摺の背景を施した大首絵 役者の特徴を巧く捉え見事に描く。ロートレックと似たタイプかも。
・歌川豊国「役者舞台之姿絵 やまとや」役者は美しく描いてもらうのが好き。そういう意味で写楽の対極だ。人気取りの絵師。
・歌川国貞「風流調子錦絵 かん」みんな懐に入る猫になりたい!と思うはず。
・渓斎英泉「浮世風俗美女競 幻真臨鏡現」江戸の化粧品コマーシャル
歌川広重東海道五十三次之内 御油 旅人留女」この表情たまりません。意外な漫画チック
葛飾北斎琉球八景 龍洞松涛」旅する絵師
月岡芳年「奥州安達がはらひとつ家の図」
河鍋暁斎「おいわ」
小林清親「浜町より写 両国花火」