【歌舞伎】鑑賞教室「矢の根」「藤娘」@国立劇場

　親子歌舞伎鑑賞教室
立入晴子さんイラストによる解説

１）中村亀鶴による　歌舞伎のみかた　解説

２）歌舞伎十八番の内「矢の根」
　中村男女蔵演じる　曽我五郎時致
　七福神宝船の絵をお年玉として受け取り
枕の下にして眠ると...
「なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな」
　兄が夢の中に登場して危急を告げる。

　やんちゃっぷりの口上に
ふっと成田屋團十郎丈の声色にそっくりで驚いてしまう。
あの口調で悪態ついても愛らしいもの。
　大薩摩連中の音　わくわくするような鳴りに
どこかしらウエスタンを感じたのは気のせいか。
　大根ウエスタン！

３）「藤娘」
藤の精　中村梅枝
　花に酔い、酒に酔い、ゆらりゆらりと艶っぽい舞姿。
真っ暗な闇から　ぱっと大振りの松と藤の舞台
愛らしく黒塗り笠　藤の枝を手に
片身替わりの衣装も藤尽くしに
配色も萌黄と朱と鮮やか。
　近江八景が歌に詠まれて掛ことば尽くし。
梅枝21歳初舞台とはいえ、しっとりと
舞が見事でした。

キティちゃんも藤娘！
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