ファン・ホーホストラーテン≪部屋履き≫@ルーヴルDNP ミュージアム

五反田DNPビルにて開催
ルーヴル−DNPミュージアムラボ(Louvre - DNP Museum Lab)第5回展
ファン・ホーホストラーテン「部屋履き」〜問い直された観る人の立場〜
期間:12/6(土)〜2009/5/16(土)
時間:17:00〜19:00(月・火・木)
   17:00〜20:30(水・金)
   11:00〜17:30(土)
休日:日・祝日
住所:品川区西五反田3-5-20 DNP五反田ビル1F
電話:03-5435-0880
観覧無料(完全事前予約制)
 
オランダ絵画の魅了される絵の中を見たくて。
サミュエル・ファン・ホーホストラーテン (1627-1678)は、
レンブラント(1606-1669)、フェルメール(1632-1675)と同じ
「17世紀オランダ絵画の黄金時代」を代表する画家

これは楽しみ!!

◆展示室
厳重な警備の重厚な一室に静かに一枚の絵
警備の元で一人じっくり鑑賞 なんだか麗しい体験。
Samuel van Hoogstraten
「室内の情景」もしくは「部屋履き」
1654-1662年 パリ、ルーヴル美術館
◆シアター「17世紀のオランダを知る」
17世紀オランダの世界観をダイアローグを通じて展開。
◆ホワイエ
「絵の中に入る」
足を踏み込むと絵の中に立ち入る感じ。
しかも「見えないもの」を見せようとする試みも。
「画家と出会う」
ホーホストラーテン 成功した人物伝。
「作品の意味を考える」
画面を触れながらインタラクティブに反応する解説。
描かれた事物の意味も知ると さらに面白い!
「画家の技術を体験する」
画面さまざまなアプローチから誘う。
こんな鑑賞方法って楽しい。

ホーホストラーテン 原案「遠近箱
(超小型プロジェクターと選択反射型ホログラムブラウザーによる超小型映像システム)二つの方向から覗き込む。意外な可愛い仕掛けもあってユニーク!
ホーホストラーテン著書『絵画芸術の高等画派入門』
オランダ語を翻訳してくれる、その言葉の真実に驚き。
外からの光、中からの光 その威力を知っている。
ろうそくの光さえも絵では存在が大きい。
なぜ ろうそくに火がついていないか ちょっと明快に。

受付で端末を返却した後に、
大きな画面で絵と絵の関連を見ることができる。
多彩な絵をスクロールするとキーワードが。絵と絵との視点が新鮮。
2008年来日した
静物画の秘密展@国立新美術館
...騙し絵(トロンプィユ)、ヴァニタスの手法

フェルメール展@東京都美術館...遠近法、カレル・ファブリティウス

そして来年の
ルーブル美術館展ー17世紀ヨーロッパ絵画@国立西洋美術館

見たことがある、見られる 作品。
そんな自分の鑑賞記憶が展覧会を超えてテーマで関連付けできる
仕掛けがとっても楽しい。

最新技術と絵画の記憶を結ぶ素晴らしい試み。
体験する機会に感謝するばかり!

【ルーヴル-DNP ミュージアムラボ】
ルーヴル美術館DNPによる美術作品の新しい鑑賞方法を提案する共同プロジェクト