鮫島大輔展round and round@ヒロ画廊

12/8−12/20 10:00-18:30 日休
ヒロ画廊 東京都銀座6-7-16 第一岩月ビル3F

 並木通り沿いの恵まれた場所にある小さな画廊
その画廊の中を木馬が回転している。
 鮫島大輔の世界観

小さな子ども達の玩具であった子馬たち
公園で回るのみならず、そこにある風景を360度
公園の空間と時間の記憶を身にまとい
見慣れた日常風景に時間を問いかける。
今公園で過ごす時間と風景が、彼らがまとう事で、
自由に駆け抜ける。

「絵は人々の生活そのものであり、絵を装飾する額縁は
人生の背景とも考えられます。だから絵を無くすことによって、
なんでもない日常風景をクローズアップできると思いました」

今回は art_ticleに紹介された作家 鮫島氏。
キョウーキョーワンダーウォールや
アートフェア東京Bunkamura art showでも活躍している。
Long distance 2005
short distance
時間と空間を切り取りだす額縁が四角から円形へ そして
今では境界を乗り越える球体を発見し、さらに
木馬に思いがいたる。

平面の馬の印象だったが、記事を良く見ると「イメージ画像」
これは画廊で実際を見ずして語れない。

昼から夜へ 青空の高く澄み切った色
三頭の馬の青色のニュアンスはそれぞれ違う。
その時間のその場所の記憶。

記憶装置としての round and round
メリーゴーラウンドのように時間も空間も軽やかに
駆け抜けていく手法。

そして懐かしく何かを思い起こし
新たに何かを見出すだろうか。