The CHAMBER OF CURIOSITIES

驚異の小部屋@小石川分室(東京大学総合研究博物館

10:00-16:30
休館日 月・火・水

メゾンエルメスで開催されている「驚異の小部屋」に紹介があった小石川分室。
茗荷谷から湯立坂を下りて小石川植物園に入ってすぐで見つける。
 
 明治9年 東京医学学校として使われ、最近まで学術情報センターが入っており、
今は中をリノベーションして、不思議な博物館の空間として生まれ変わっていた。
総合研究博物館の西野嘉章教授の手により、古めかしく怖ろしい博物的な珍品が並ぶ。
 東京大学総合図書館のシンボルでもあった大きな世界地球儀、
いろんな研究室で廃棄寸前の現在入手不可能であろうと思われる機械たちの断片
医学学校の人体模型、様々な鉱物見本たち、美しき貝たち、不思議なきのこの標本
ここには最小限の解説もない、静かな空間。
 小石川植物園というと、艶やかなツツジの群生と泉鏡花「外科室」を思わせる。
もう少しで紅葉が楽しめると博物館のおじさんが話してくれた。

 永遠の時をとどめるモノ達。
骨格標本やホルマリン漬けの生物達、ここで永遠に命を残すことになるだろうかと
考えたことがあっただろうか。
 不気味でもあり 美しくもある 思索を重ねる空間かも。