川俣正〔通路〕エンディング@東京都現代美術館
あの川俣カフェトークが帰ってきた!
今日はいつになく大勢集まって超満員状態。
たくさんのボランティアとともにベニヤ板設置から、ラボ活動、
アーカイブルームまで様々な形でこの展覧会にかかわった人は
多いのではないかと思う。
そういうかかわり方をした人にとって一番心に残る展覧会だったのはないだろうか。
- 作者: 川俣正,住友文彦,大橋紀生
- 出版社/メーカー: 美術出版社
- 発売日: 2008/02/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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どういうコンセプトブックであったかの裏話を聞く機会となった。
この本、実はこの展覧会自体の記録で全くなく、
なんの関連性もなく、むしろこの30年間の活動記録として残るべき本。
美術出版社さんもなかなか苦労したらしい。
いろんな画像をどうまとめるか デザインさんも困ったらしい。
ビブリオグラフィとバイオグラフィを一緒に編集しようとした
図書館の方も苦労したらしい。
とにかく川俣さんとメールでやり取りして
試行錯誤を繰り返したという全く新しい記録の残し方の模索の結果。
その後デザインやバイオグラフィーのまとめ方にご苦労ぶりが納得する箇所
多数あります。
川俣正HPでとにかく書き残している蓄積
まさに「アーカイブ」があらゆる形で蓄積されていくと思われる。
紙にインク、手紙やファックスのやりとり からメールやブログ、情報共有の
しくみがどんどん開発されて、あらゆる方向に広がる可能性がたくさん。
本著で 津田広志との対談で「通路」ナルホドと思った箇所(頁)
p71津田「川俣さんにとって表現行為というのは、対象化して、作品化して誰かに見てもらうということではなくて、その手前にあるプロセスとか無駄だとか偶然性だとか、そういうものを共有化していくという...?」
川俣「それが面白いですね」
p75津田「川俣さんのインディーズとして凄いところは二つくらいあると思うんです。まずは直感的なツボを押さえているということですね。いろいろ問題があっても、どこが重要かということが瞬時にわかるんですね。....それからネゴシエーションの力が凄いです。.... つまり自分とは異質の考えの人とどう折り合いをつけるかという問題なんですね。」
日本を離れ欧州を拠点に活動される川俣氏とは
貴重な機会 サインをお願いしてもらった。
最後のステージには
伝説的パフォーマーであり画伯の黒田オサム老師「ホイト芸」
なんとも凄い身のこなし 完全に非日常的な空間に変身!
通路ブログを覗いてみたら [通路]の現在
(現時点では過去形になっているけれど)
その後も ラボは活動継続中とのこと
wah!ラボは ひたすら穴掘りしているかな..
地中に家が出来たら 楽しみ。
コールマイン研究室 コンプリートBOXアイテムがいっぱいあって好きな人にはたまらないでしょう...
娘は既に「黒いダイヤ」を手に入れてご満悦でした。