ブルーノ・ムナーリあの手 この手@板橋区立美術館
生誕100年記念ブルーノ・ムナーリあの手 この手@板橋区立美術館
あの手この手
「ムナーリのフォーク」のはじめに こうかいてあるらしい
日本語ひらがならしき字が見える。
瀧口修造筆とのこと
ブルーノ・ムナーリ(1907-1998)
駒形克己氏デザインの、ダンボールを用いた展示ケースに
シンボルとなる作品が印象的に展示されます。
柔軟な発想と、自由なものの見方を大切にしたムナーリ。
あの瞳は悪戯っ子のように茶目っ気があり、好奇心に満ちている。
展示は10通り
1 未来派『役に立たない機械』
2 本と遊ぶ『ぞうのねがい』
長男アルベルトが生まれて、子どもの想像力を刺激する絵本があまりないことに
気づいたムナーリは、1945年に10冊のしかけ絵本のシリーズを考案。
「そのころ、今まで営んできた、グラフィック・デザイナーの仕事とはちがうものに挑戦する時がきたな、
と思ったのです。それが絵本でした。言葉と絵だけでなく、紙そのものも表現媒体として使いたかったのです。」
3 オブジェとしての本『読めない本』
1950年、ミラノで初めての「読めない本」を発表。
これらは、本の形をしていると同時に、抽象的な彫刻
日本の寿ぎ紅白の祝 折り紙にも似ている シンプルかつ深い愉しみ
4 絵本の展開『闇の夜に』
1956年「闇の夜に」
最低限の言葉を用い、色紙のページには穴が開いていて、
絵はトレーシングペーパーに印刷される
本全体から立体性を感じ取ることができる絵本。
駒形氏も影響受けている!
5 伝達への実験『ムナーリのフォーク』
ビジュアル・コミュニケーション」
スプーン曲げびっくりびっくり
ありふれたフォークをちょっと曲げて表情をつけ、
人間のジェスチャーのようにみせて意味を与えた「ムナーリのフォーク」
6 あたらしいメディアへの興味『黄色ずきんちゃん』
ムナーリは好奇心旺盛!新しい素材や技法を積極的に取り入れて作品。
コピー機を使ったゼログラフィーア 北斎の描く沖津白波がWAVE
偏光版を使ったダイレクト・プロジェクション
7 作家・画家・デザイナー、そして企画者『子どもがいっぱい』
ブックジャケットのデザイン、シリーズ監修、文章イラスト
ムナーリが様々なかたちでかかわった書籍
8 アートとあそぶ『本の前の本』
子どもの創造性を伸ばすためのワークショップ。
1985年青山「こどもの城」にて開催されたとか
9 プロダクトデザイン「ジジ」
ダネーゼと共に、ミラノデザインの世界発信仕掛け人。
使う人の想像力を刺激するしかけ、遊び心
10 ムナーリと日本『ムナーリ・バイ・ムナーリ』
ムナーリと日本人との交流
瀧口修造、武満徹、柳宗理、福田繁雄らとの交流の軌跡
伊勢丹での展示も大成功だったよう
この時代に生きていたら楽しかっただろうな。
ムナーリと交流のあったデザイナーの花牟禮亜聖氏所有の手紙やカード
こんな愛がこもったカードを受け取ったらなんと幸せでしょう。
久しぶりイタリア語シャワーを浴びた感じ。
今後も巡回するとのこと、それぞれの器でどう展示されていくか興味深い。
滋賀県立近代美術館 2008年5月31日〜7月6日
愛知県刈谷市美術館 2008年9月13日〜10月26日
my recommend 「ABC自由が丘」にて
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あまりにも笑える手順なんです。
元祖ピタゴラスィッチ
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