京都 国際観光地清水寺 & 銀閣寺の大事な苔

「そうだ 京都に行こう」娘達が行きたいという

清水寺
 京都観光地ナンバー1.清水寺から。京都駅から急行が出てアクセスも楽なり。外国人観光客も大勢。
現在の伽藍は多くは徳川家光の時代に再建されたので、桃山文化を残したように豪華絢爛極彩色があでやか。
鬼瓦や猿股など日本建築を見るのも楽しい。胴内巡りは真っ暗な中を歩くのがドキドキしたと娘達。

 観光客は みんな携帯で一人ひとり撮るか、メンバーの一人が交代で撮影「写真撮りましょうか?」
と声をかけると きょとん とされる。顔は似ているようで、韓国や中国のグループが多い。
とりあえず身振り手振りで撮影してあげる。某テーマパークのようにキャストがいれば楽でしょうが。

 清水の舞台は雨煙りで山並みが霞んだ眺望となる。 今年の漢字「偽」も展示されている。
清水寺おみくじは、第八十五番大吉 しかも二人とも!

清水寺といえば、三つの「音羽の滝」すっかり楽しい観光名所となったうえに、雨の中
どのご利益でも良いように三つブレンドして頂いた。長い長い杓子を使って滝の水を受けるのが楽しかったそうだ。

地主神社
 世界各国から成就感謝の報告が貼ってある。各種多様なご利益スポットが所狭しと用意されていて、
小さなアミューズメントパークか?
恋占い石は絶対障害物にぶつかるに違いない設定。恋に障害はつきものなのでしょうか...

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三年坂、二年坂を通って八坂神社を抜ける。
ちょうど小学3年で習う「三年峠」の話にも似て、急な坂を下りるときの注意として
「転んだら三年で死ぬ」など言い伝えられたものが、「産寧坂」ともいうらしい。
青龍苑ではイノダコーヒー、ようじや、松栄堂など。城たいがの店など寄り道が面白い場所。
庭園が見事でしばし休憩。

銀閣寺】
 慈照寺ともいう。参道の生垣は見事に整列。
 足利義政が、義満の北山殿(金閣寺)に憧れ、夢窓疎石西芳寺(苔寺)の庭園を希求したとあって
この池泉回遊式庭園の味わいは見事なもの。
 京都五山の東山文化がこの地で花開いたことを思うと、当時の為政者より文化人としての義政は評価してあげたい。
本堂に池大雅の襖絵があるが、ガラスはこちらの景色を映すばかりで、肝心の絵が見えず残念。

 銀沙羅、向月台は白砂を盛り上げて築いたとは 贅沢な月見の設営。

庭の一角にふと見た「銀閣寺の大切な苔」を微笑ましく拝見した横には

「ちょっと邪魔な苔」
そして「とても邪魔な苔」が。

 あまりの展示の素晴らしさに警備員の方に聞かずにはいられません。
「ピンセットで茶色になった部分を丁寧に取り除くとまた新しい苔が生えるようになるのです。
 良い苔を残して、丁寧に整えていくそうです。銀閣寺の運営には70から80人位かかわっています。」
との話を伺いました。

 やはり苔を大事にするには、並大抵の庭園の手入れでは出来ません。ピンセットですか...気が遠くなりそう
四季折々見事に味わう名所として保存手入れする努力に感謝して。
「苔」がいつまでも大事に残るよう願うばかり。地球温暖化が苔の繁殖にも少なからず影響しているそう。

百万遍
 百万遍に周り、アカデミックと庶民的な吉田山あたり
Creen Canary(TEEJの茶葉とWedgewoodのポットサービス)で紅茶を頂く。アールグレイは芳香味わい美味。
「建築マップ京都」「京都ドリル」「ただしいいぬのかいかた」みんなで読書!
京都大学に立ち寄り、ノーベル賞や「ガリレオ」の話で盛り上がりつつ、旦那は母校の思い出に酔いしれ
正門前の時計台を見て帰る。

 京都の観光地としての味わいしか出来なかったが、清水焼に鳥獣戯画写しを多く見つけて楽しんだり、
香や花、器など日本文化を嗜みも、少しづつ面白い発見があり、目の保養になりました。
もっと奥深い見聞を広めたく。年末でなければ、是非 京都国立博物館相国寺に行きたかったのです。
またの楽しみにしておきましょう