ムンク展@国立西洋美術館

一緒に見た友人は、人物と風景がゲル状になっていると形容した。
もはや境界を失われて人間と風景が同化してまとわりつく。
それがムンクの癒しになる と。
 
 喜びや絶望といった人間の魂の叫び、
「生命のフレーズ」部屋のための壁画 交響曲、芸術の礼拝堂。
自然を貫く巨大で果てしない叫び

 生命のフレーズは、個人の悲しみと喜びとを連ねる
雄大で永遠の力。

 緑をイメージした枠取り。樹木 
◆装飾のための下絵
美術館では背景に落ち着いたオレンジを背景として
浮き立たせるような効果を上げている。 

星月夜 緑色の少し暖かさを感じる星空
病める子供
マドンナ 胎児を装飾枠として配する

メタボリズム

◆リンデ=フレーズ 
リンデ氏は子どもに相応しいモチーフとの要望であった。
 
オスロ大学講堂の壁画
◆太陽
◆歴史
◆アルマ=マーテル
緑、赤など用い「養育の母」
オスロ市庁舎のための壁画プロジェクト
◆雪の中の労働者たち
薄い水色をたたえた雪が静かだが重く厄介な存在を
ひたすら雪かきする姿は 重要な仕事である。
まさに雪国に育つ者としてその存在の重さを感じ取る。
労働者の姿を描く晩年のムンクからはは
みなぎる生命力を感じる時期。
◆疾走する馬

 若き多くの負と捉えられる感情を全てキャンバスに突き出して
感情を思われるものを色、形をもって表現した