群馬と栃木の美術館を巡るバスツアー

「すぐわかる美術」シリーズで有名な岡部昌幸先生(帝京大学准教授:美術史)がナビゲートする
美術館巡りバスツアーがあり参加した。

◆佐野東石美術館
http://www.toseki.com/museum/museum.htm
川端龍子「落葉」 小林古径「牡丹」 加山又造「胡蝶」
会社ビルの一角に贅沢な美術空間がおかれている。
人間国宝の陶芸も数多し。
浜田庄司 高村光雲

◆草雲美術館
幕末奔走した田崎草雲の庵を残した風情ある佇まい。
《栃木県指定文化財
田崎草雲筆「紙本墨画 国定忠治像」
今回見れなかったけどスゴイ作品
「蓬莱仙宮図」「富嶽図」(明治26年アメリカシカゴで開催された万国博覧会に出品され、名誉賞牌を受領した「冨嶽晴色図」と同じ構図の作品)

◆大川美術館
http://www.kiryu.co.jp/ohkawamuseum/default.htm
松本竣介記念室
とにかく広くてじっくり見たい場所。高台にあって眺望も最高。
若くして夭折した画家が何故が多い。
芸術家はプライベートを全て曝け出さなくてはいけない
よくも悪くも人間関係、私生活全てが芸術研究の対象となる。
と先生のコメント。それに耐えるのは物凄い力だ

財団法人大川美術館は,桐生市出身の大川栄二が約40年にわたって収集した日本・海外の作家のコレクションを中心に,市の支援を得て、平成元年に市内を一望できる水道山の中腹に開館いたしました。
 小さい展示室が連続する、ユニークな建築。階段を下りながら、迷路を巡るよう。
 現在、日本近代洋画を中心に約6,500点を数える収蔵作品は、日本の美術史に大きな足跡を残す松本竣介(1912〜48年)・野田英夫(1908〜39年)の日本最大のコレクションと、二人を軸に、彼らと人間的なつながりのあった画家の作品を中心に。(靉光、麻生三郎、国吉康雄、鶴岡政男、中村彝、難波田龍起、舟越保武、山口長男、脇田和、等)。更に竣介と野田に強い影響を与えたピカソ、ミロ、ルオー、モディリアーニベン・シャーンらに代表される海外作品、藤島武二エスキース100点(旧安宅コレクション)、日本の抽象画のパイオニア波田龍起と二人の子供の作品群など、独自のコレクション。

広瀬川美術館
http://www31.ocn.ne.jp/~hirosegawa/index.html
美術館の建物は 国登録有形文化財建造物(戦後の建築物としては日本で登録第1号)
まえばし都市景観賞受賞作品
 広瀬川沿いに立つ洋館、窓が大きくアトリエが開放的。
自動演奏のピアノや 今はとても貴重な二層式の蓄音機。 ちょうど池田満寿夫が展示されていた。
ラボンヌ絵画教室で子供たちを教えていた近藤嘉男。そのアトリエが残される。
幻の名機「クレデンツァ」でエルビスプレスリーとエディット=ピアフを聴く。