百段階段×大奥展@目黒雅叙園

 「昭和の竜宮城」と異名をとる目黒雅叙園歴史ある建物で絢爛豪華である。昭和6年に10年の歳月をかけて完成さ
大変厳しい時代の当世の一流の腕を持った職人が結集して建てたとはなんとも立派である。
銘木、手の込んだ組子、ひとつひとつが素晴らしいので全てがまるごと美術館というのも頷ける。

それに映画テレビで人気を博した「大奥」が舞台化される宣伝も兼ねてか展覧会が公開された。
(特別瓦版其の十に展覧会風景が掲載されている)

百段階段×大奥展
あの百段階段を登っていく、その階段の先にそれぞれ部屋へと誘う造りには
本当に驚かされ魅力的である。

◇十畝の間(荒木十畝
四季花鳥 漆喰の螺鈿

◇漁樵の間 〜瀧山の間
純金箔、純金泥、純金砂子 豪華絢爛を尽くした間。
藤原時代上流風俗が極彩色浮き彫り
ある意味大変怖い場である。暗闇に居たら辛かろう
瀧山の打ち掛け 黒地に鯉の滝登りの図がまっすぐ天に向かっている意匠。

◇草丘の間(磯部草丘)
金梨地漆喰 

◇清方の間(鏑木清方)〜和宮の間
茶室風で四季草花、風俗美人画
宮家らしい愛らしい調度品とかさねの着物 梅紋が愛らしい

◇静水の間(橋本静水)〜初島の間

◇星光の間(板倉星光)〜実成院の間