SKIN&BONES @国立新美術館

1980年以降のファッションと建築の関係。

 人間の身体を覆い守るもの
服飾と建築はいずれも人間の身体に触れ合う密接な関係であり、現在の生活でそれ無しには生活できないほど重要な存在である。
 「衣食住」のうち守り顕示するもの。
その手法が「衣装」と「建築」が近づき融合すらする関係が面白い試みとなっていた。
 服飾関係の専門学校の子が多くて、そちらのファッションも興味深い最終日でした。
 娘と一緒に行きましたが、それぞれに面白い部分を見つけていました。
Hussein Chalayan[Afterwords]
家具が衣装に返信する不思議な造形。
木製テーブルで出来たスカートは重過ぎるかも。
◆Diller scofidio+Renfro[bad press]
シャツのプレスによって味わいある変化 これだけシャツでバリエーションが遊べるって。折り紙ならぬ折布的な楽しみ方。
◆Viktor&Rolf「Russian Doll」
9着を重ねていく。我慢強いモデルに感服!
◆Richard Devies[Selfridge department store]
伊藤豊雄[taichung metropolitan oprera house]
 Todd Eberle[prada@aoyama]
生命感ある構造体・建築は有機体と感じた作品
吉岡徳仁[honeypop chair]
蜂の巣構造の六角形が強い。でも愛すべきフォルム

 ファッション見本のように布を立体的に裁断構成していくプロセスがユニーク。日本文化が平面構成をシンプルに成し遂げた対極ではあるが、その洋服文化が建築に適用されていくのは大きな構造体としてみると恐ろしくインパクトがある。
 ただし平面のみの建築よりなんと「生きている」ことか。人間の感性にも揺さ振りかけるSKIN&BONES
 
1.共通の概念
アイデンティティ
シェルター
創造的なプロセス
2。形態の生成
幾何学
ヴォリュームの構築
3.構成の技法
スキンの構造化
構築/脱構築/再構築
ドレープをつくる
たたむ
つる
はりだす
つつむ
プリーツをつける
プリントする
織る
4.両者の融合