芸大コレクション展 歌川広重《名所江戸百景》のすべて

広重「名所江戸百景」
今回は二度め♪ 娘二人と知人と一緒にじっくり堪能しました。
今回は芸大の図録でじっくり予習しつつ、やはり実物には替え難いですね。
ゴッホの「夜のカフェテラス
東京国立近代美術館ゴッホ展 孤高の画家の原風景」で大人気でしたが)
が広重の「猿わか町よるの景」37満月で明るい夜景との影響など
驚きの論説ですが、
確かに印象派から「雪景色」「夜景」など西洋画家の視点を変える影響を
面白く感じました。
友人が好きなゴッホの「アルルのはね橋」は広重の「大はしあたけの夕立」
などからインスピレーションを受けたのでは、と感じます。
娘は「犬」や「魚の文字」探しで楽しんで夢中になって見入っていました。
「上野清水堂不忍ノ池」6に出る松 くるりんと輪になっている構図が
「上野山内月のまつ」85でクローズアップ
空刷りも「箕輪金杉三河しま」70鶴の羽や「馬喰町初音の馬場」87反物
で見事な効果を出していて、実際見なくてはわからない面白さです。
娘は きれいなお姉さん を予想させる「吾妻橋金龍山遠望」80
「月の岬」84や 極めつけは「浅草田圃西の町詣」101
とっても気になっていたようです。
 現在の地図と名所百景を重ねて思いをはせるのも また乙なものです。