時代を作った技−中世の生産革命−@国立歴史民俗博物館

2013年7月2日(火)〜9月1日(日) 国立歴史民俗博物館
時代を作った技−中世の生産革命−
共催館である広島県立歴史博物館は、 2013年9月13日(金)〜11月4日(月)

 今回はブロガー内覧会という機会があり、佐倉市まで遠足。国立歴史民俗博物館まで行った。
大きな広い建物ですが、企画展は二か所に分かれて展示してある。
 中世は職人が活躍した時代だと中学社会歴史の先生から教えて頂いた時に、
ここは一番史料が充実したいので、なんとか来たいと思っていたところ。
今までの研究成果がお披露目という企画展で、27人ほどの研究者が関わっているよう。
研究成果が可視化されて、共有できる場があるのは素晴らしい。

 この展覧会には非常に多くの報告会やギャラリートークなど充実している。
興味を持って出かけると、何倍も楽しい話が聞こえるかもしれない。

 夏休みを意識して愛らしいエントランス。現代の道具と比較しようというワークは多いが
こちらも百均でそろえてある、という表現も新しい。

0.古代から中世へ

1.生活を変えた技術
:中世の暮らし…草戸千軒の生活
:さまざまな生産活動…
漆器

木製品

陶磁器、製鉄、鍛冶、鋳物、骨角製品、石製品

石材の加工も失敗作がいっぱいあったからこそ順番に並べて
後を終えることができたという。歴史に失敗も大事大事。
2.職人の姿
:職人と神仏
:職人の仕事ぶり

:暮らし…職人の暮らし

3.生産技術と場
:寺社と職人…鎌倉

:中世のコンビナート…北沢、村松白根遺跡
職人集団が住まうところを「コンビナート」と名付けるセンスがユニーク。
しかし技能集団が定住すると面白いものが生まれていく。
贋銭作りの証拠も見つけたよう。

4.最先端をいく技術
:権力と技術…「小田原物」の世界
:工芸技術の粋…鏡、刀装具、刀
獅子型目貫の技術力の高さに関心する。
また、京都の「鏡」も輸出されるほど重宝されたそう。

:外来技術の融合…
鉄炮
伝来したのはポルトガルより東南アジア製だそう。


ガラス、キリシタン物、
南蛮漆器
サントリー美術館でも南蛮に渡った玉手箱の紹介があったが
こちらもすごく充実。出光美術館の所蔵品と並べて展示された。

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5.モニュメントの建造
:荘厳する瓦

:巨石を切る

帰り道にみつけたもの。
また再訪したい。次は何が咲いているだろうか。