女性アーティストと、その時代@資生堂ギャラリー

2009年8月25日(火)〜10月18日(日)
〒104-0061 東京都中央区銀座8-8-3
平日 11:00〜19:00 日曜・祝日 11:00〜18:00
毎週月曜休
入場無料

階段を降りていくと・・・
・キムスージャ《ボタリー 日の出を待つ》
4'53地球の光に満ちる光景が迎える

・イワタルリ
想い出が詰まった古木と硝子

ピピロッティ・リスト
野村仁の本に映し出される
イリュージョン、イマジネーション
小さな本棚に溢れる世界
胃腸や心臓もすっかり この世界のオブジェとなって存在する。
ビデオ・インスタレーション

・米田知子《恋人たちII》
バングラディシュビエンナーレに出品
ダッカのミルブール公園

森万里子《サンピラー》
多彩な色彩を秘めたオパール色の存在感と神秘。
太陽信仰の遺跡のよう。
SCAI THE BATH HOUSEの個展が気になる(-10/3)

サム・テイラー・ウッド《Escape Artist》
これは観てハッと驚かずにはいられない イリュージョンの美

・西山美なコ
ピンク色の唐草模様がラブリーでスウィートな球体

・ローラ・オーエンズ
ほのぼのと温かみ。リネン地に男の子、フェルトの花びら
母親の愛を感じるような 手工芸的な絵画

・北原愛
白い壁でくるくると回る 実現させた資生堂ギャラリーは流石。
ギャラリーの壁を越えた先を想像させる。

・青木野枝《雲の粒子》
鉄が軽快なダンスを踊る 繊細な彫刻

・辰野登恵子《twins》
濃厚な赤と白の重なりがやがて高みで寄り添う。
緑色の芳醇な空間にそびえる染色体。

 奥の会場では
資生堂ギャラリーの歴史や女性関連の展覧会について年表が出来

資生堂ギャラリーで開催した展覧会が、時代にどのように評価されたか
検証すべく、批評記事が掲載された雑誌
みづゑ」「三彩」「美術批評」「美術手帖」など並ぶ。

 「美術手帖」v.28 407号 1976年5月
『なぜ女性の大芸術家は現れないのか』リンダ・ノックリンの論文
 今から30年前なのに。
女性画家で唯一日本人は 上村松園だけだった。時代は変わる
画家も絵も変わっていないにも関わらず。評価というのは不思議なもの。

 個人的には、http://www.shiseido.co.jp/gallery/exh_0106/html/index.htm:title=ジュディス・スコット]の紹介記事が気になった。

 資生堂ギャラリー90年の歴史のなかにみる、女性アーティストと、その時代

1919年、画家、川島理一郎の個展によって幕をあけた資生堂ギャラリーは、今日まで、美術、写真、デザイン、工芸、建築等の展示をはじめ、さまざまな分野の展覧会を開催してきました。
また、女性作家の発表はもちろん、女性に関する小物、衣装、粧いといった時代を彩った女性文化に焦点をあてた展覧会を開催するなど、常に女性の活躍と深い関わりを持ってまいりました。
開廊間もない1920年には、女流歌人たちによる「扇子と短冊の会」、「東西名流婦人考案手提嚢(てさげぶくろ)陳列」を開催。昭和に入ると画家の仲田好江、西脇マジョリ、三岸節子、テキスタイルの山脇道子、染色の志村ふくみなど、時代に先駆けた女性たちの作品の発表の場となりました。

1990年代に入り、資生堂ギャラリーが現代美術に主軸を定めた頃、時期を同じくして、世界のアートシーンでは、女性アーティストたちの活躍が顕著となってきました。
本展覧会では、資生堂ギャラリーで90年代以降にご紹介した女性アーティストのうち、以下の11名の新作、近作など、それぞれ1点を展示いたします。
当時の展覧会を振り返るとともに、今日のアートシーンの中核にいる、これら女性アーティストのその後もご覧いただけます。