「室内」の52年展-山本夏彦が残したもの@INAX gallary

「室内」の52年展-
山本夏彦が残したもの@INAX gallary

銀座京橋のINAXがリニューアルして白いタイル壁の空間になりました。
山本夏彦氏が生み出し残した雑誌「室内」を回顧する展覧会です。
さすが名編集長だけあって随筆も一流、構成も
こんな風に編集長をクローズアップした展覧会では
昨年春世田谷文学館での
「暮らしの手帖と花森安冶」

多くの大工道具が展示されています。手にこだわる。、
置戸町に保管されている秋岡生活資料研究室にまとまっておいてある一品。
「輸入家具をこわしてみる」垂見健三氏
鋸一本で家具を惜しげもなく展開してみる
解体を慎重かつ大胆に実行して楽しんでいる様子。
ジオ=ポンティのスーパー・レッジョーラ
コーア=クリントのプロペラスツール
変遷と共に美しいフォルムを堪能しました。
「イラスト椅子づくし」織田憲嗣
すごくきれいな線を描かれて 惚れ惚れ。

ものづくりの細部にこだわり、秀逸な随筆を残しています。
全てを編集部で作られている徹底したこだわりぶりがスゴイものです。
あの「塀の中の懲りない面々安部譲二を生み出したのもこの雑誌とは。
山本氏との対談がとても良いです。
小さい空間ながら52年間が凝縮された展覧会でした。
INAXならではなのは、トイレ設備もとても綺麗です。
一見の価値ありますよ。